大井町という街は京浜東北線開通当初は、さほど居住人口が多くなかったのか、大井町駅の設定がされていませんでした。品川の次は大森だったわけです。とはいえ奈良時代に律令制がしかれた当時には大井には「大井驛」が設定され、旧東海道における交通の要所であったのであります。
当時の中心地は大井三又交差点周辺でその賑わいっぷりは1960年代頃まで続いたそうです。そんな元大井町で育まれてきた洋食屋さんがありまして、その名も「ハピネス(1971創業)」でランチ。
大井町のデカ盛り洋食屋さんは「ブルドック(1949創業)」と思っていませんか？実はここハピネスも隠れたデカ盛り屋さんなのであります。
私が今回注文したのはオムライス。基本私のオムライス像は「卵焼きのケチャップご飯包み」でそこにすこーしウスターソースをかけて頂くのが好みです。で、ここのインナーはデミグラス炒めご飯でありました。量は大盛のチョイ上ぐらいです。ブルドックよりちょい少なめです。
まあこれもお約束だなあと思って食べたところ、かなりイけているんですな。なんというか真面目にフォンを引いているのでしょうか、味の土台がしっかりしているんですねえ。なので言ってみれば、オムライスなんか邪道で乱暴な料理ですよ。それにも関わらずきっちりまとまって、大盛でかつ上品な佇まいを見せている作品となっております〜。お値段1,100円にも納得です。
優しく満腹感に揺蕩う(たゆたう)時間を持ちたい時はここは一回行ってみた方が良いでしょう。
他にもナポリタンやらカレースパゲッティやらの、危険でどえらいメニューも数多く控えておりますので再訪せざるを得ない仕掛けです。
ハピネス情報
〒140-0014 東京都品川区大井３丁目４−１
03-3775-5825
HPはありませぬ
Rettyが盛り上がっていましたのでリンク
