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膝痛はなぜ起こるのか-③

当サイトは、不確かな現在の我々の生活に少しでも役立つ情報を発信する事をテーマにしております。このコラムはその中でも「メシとウンドウ」に関して、最新知見を交えながら情報発信してまいります。
今回からもしかしたら皆さんが興味あるかもしれない「膝痛がなぜ起こるのか」についてご紹介いたします。

Knee-In(ニーイン)という知識

下図の真ん中をご覧ください。これは膝を曲げた状態で不具合が起こる原因を説明したものです。ニーインというのは、足のつま先に対して内側に膝が曲がっていく状態のことを指します。主に膝の内側が曲げた時に痛い場合が多いです。

例えばゴルフボールをカップから拾う時や自宅や駅の階段を降りるときに、ピリッ、と膝の内側に痛みを感じるようであれば、ニーインの影響を受けている場合があります。

それを確認するには、階段を降りる時に膝のお皿正面が、足の親指と人差し指と同じ方向を向いているかどうか確認してください。大半人が足の親指と人差し指の方向よりも内側方向に膝のお皿が向いていると思います。いわゆるガニ股の人は要注意ですね。

Knee-In(ニーイン)を改善するためには

1,正しい方向へ動かす「環境」を作る。

やはり足首のストレッチが大変有効です。上図はウェイトを利用したやり方ですが、この場合まず膝のお皿正面の方向と、足の親指・人差し指の方向が合致するようにセットアップしてください。その後膝の上にウェイトを乗せ、自重と共にジワジワ正しい方向へ圧を加えていきます。ウェイトがない場合は自重のみで結構です。
足首の組織は筋肉というよりもより強い腱の状態になっています。なので長め(30秒程度)のストレッチを毎日行うようにしましょう。
筋肉を含めた我々の軟部組織(筋膜)はどのような方向へストレスがかけられたかに適応し、それ自身を治すというデービスの法則というものがあります。
正しい方向にストレッチすると必ずカラダは反応します。辛抱強く進めましょう。

2,正しい「運動」を行う。

上記のようなレジスタンスバンドを調達してください。これを机かソファーに足に固定して、足首の距骨(実際足首が曲がる部分)の下に引っ掛け、膝のお皿正面の方向と、足の親指・人差し指の方向が一致するように、膝の角度が90度かつ足首が膝の真下にある状態から左右10回前に足首を曲げていきます。
最初はうまくいきませんが、諦めずに続けてください。
うまくエクササイズが進むと、ある日突然痛みが無くなっていきますので、自信を持って取り組んでみてください。