今回は品川区が公表している「大井町駅周辺地区まちづくり構想」についてお話します。
大井町(おおいまち)とは?
大井町(おおいまち)については、別記事「【特集】大井町にある老舗不動産会社が語る大井町の魅力について」で詳しく紹介していますが、大井町は品川区の中でも特に重要な街であり、その特徴を端的に表すと以下のようになります。
「品川等の都心の主要エリアにアクセスしやすい恵まれた立地であるのと同時に、衣食住の三拍子が整っているのが大井町。」
大井町駅周辺地区まちづくり構想について
品川区は平成13年に、都市活性化拠点・大井町のまちづくりの方向性を示す「大井町駅周辺地区まちづくり構想」を打ち出しています。
「大井町駅周辺地区まちづくり構想」の基本的な考え方と方向性は主に以下の4つです。
- 商業・業務・文化・居住などの機能強化による「人が集まる」まちづくり
- 駅とまちをつなぎ、便利で安全な「歩きたくなる」まちづくり
- 環境に配慮し、魅力的で快適なまちづくり
- まちの更新に合わせて、段階的に進めるまちづくり
その後、品川区は令和2年に、より具体的な将来像、コンセプト、まちづくりの方向性(3つの方針)について言及しています。
■将来像■
区の中心核としてふさわしい業務・商業機能が充実し、芸術や文化等、 生活のステージとして人々が集い楽しく安全に暮らすことができるまち
■コンセプト■
「つなぐ」:まちをつなぐ、人をつなぐ、賑わいをつなぐ、活動をつなぐ、みどりをつなぐ、時代をつなぐ〜まちの価値を活かし、新たな価値を生み出し、次世代に引き継いでいく ~
■まちづくりの方向性(3つの方針)■
1. 土地利用方針
地域をつなぐ交通結節拠点と広場を核に、まちづくりの機運のある3つのゾーンを設定し、区の中心核として の駅周辺の拠点性や地域の防災性を充実させるとともに、合理的な土地利用と各ゾーンをつなぐ歩行者動線の形成に より、個性ある賑わい文化の連鎖と周辺地域への波及効果を生み出す。また、訪日外国人の需要やライフスタイルの 多様化への対応など、新たな価値の創造に挑戦する。
3つのゾーン:新たな都市機能集積ゾーン、行政機能・にぎわい集積ゾーン、活力創造ゾーン
2. 空間形成方針
多様な賑わいをつなぐ歩行者ネットワークの形成
②まちへのアクセスを円滑につなぐ車両交通ネットワークの構築
③次世代につなぐ豊かなみどりと環境に優しい空間形成
④安全な生活で命をつなぐ防災機能の強化
3. 運営方針
適切なまちの運営・魅力の発信
※詳細は参照PDFに細かく記載がありますので、大井町駅周辺地域まちづくり方針(令和2年)をご覧ください。
大井地区まちづくりの整備方針について
品川区は平成25年2月に、大井地区まちづくりの整備方針の中で、まちづくりの 基本テーマ「区民の『心と生活の拠り所』として さらに魅力と親しみが高まる生活拠点都市」を目指す旨を打ち出しています。
大井地区のまちづくり方針は、大きく5つのエリアに分かれています。
- 大井町駅周辺地区 (都市活性化拠点にふさわしい商業・文化機能の息づく まちづくりを推進する)
- 滝王子通りと周辺市街地 (道路整備と沿道の不燃化による 安全な避難道路確保と地域全体の防災性を向上する)
- 旧東海道沿道 (地域資源を活かしたまちづくりに取組む)
- 未整備の都市計画道路(地区の骨格を形成する都市計画道路の整備を 都と連携して推進する)
- 立会川と運河沿い(良好な水環境の構築と魅力ある公園整備の推進および 区民との協働による災害対策を推進する)
※詳細は参照PDFに細かく記載がありますので、品川区まちづくりマスタープラン(平成25年)をご覧ください。
最後に
ここまで、品川区の「大井町駅周辺地区まちづくり構想」について簡単に説明してきましたが如何でしたか。
大井町本社の老舗不動産会社・かんべ土地建物も大井地区はもちろん、品川区の更なる発展に貢献できるように努めてまいりますので、引き続き応援を宜しくお願いします。