大井町トラックス

【26年春開業!】大井町駅直結の新複合施設「OIMACHI TRACKS」

 

当サイトで毎月写真で追い続けている大井町広町地区再開発プロジェクト。

名称は「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」と決定しました。

2026年3月に予定されているまちびらき(開業)まであと半年。

新複合施設「大井町トラックス」について予習しておきたいと思います。

「OIMACHI TRACKS」の場所は?

 

大井町トラックスの建設場所は、品川区の中でも広町地区と呼ばれるJR京浜東北線大井町駅東口からしながわ中央公園方面へと向かうエリアで、今回開発されている新複合施設はJR大井町駅の新改札から直結となります。

品川区役所の新庁舎整備も予定されており、将来的には大井町トラックスが大井町駅から品川区役所、しながわ中央公園をつなぐことになるでしょう。

JR京浜東北線、りんかい線、大井町線の3線が乗り入れる大井町駅は、新幹線停車駅である品川駅からたった1駅、ターミナル駅である新宿や渋谷からもりんかい線なら乗り換えなしで15分ほどという近さ。

実は、羽田空港からも直行バスが出ており、電車でもバスでも空港から30分ほどなので、大井町駅は空港利用者からも隠れた人気のようです。

「OIMACHI TRACKS」の概要

 

大井町トラックスの敷地面積は約2万9400㎡。敷地内に2つの高層タワーを建設中です。

大井町駅側に建てられているビルが、ホテルや住宅が入る「HOTEL & RESIDENCE TOWER」(ホテル・住宅タワー)、品川区役所寄りのビルが主にオフィスが入居する「BUSINESS TOWER」(オフィスタワー)となります。

 

 

※今後の検討により変更となる可能性があります。

 

「OIMACHI TRACKS」とは? 何ができる?

 

大井町トラックスには、商業施設、オフィス、ホテル、賃貸住宅、サービスレジデンス、そして広場が予定されています。商業施設には、映画館、スパなどの施設が入ることも明らかになっています。

TRACKSという言葉には、「通り道、線路」「流れ、つながり」「楽曲」という意味があり、未来に向けて発展していく道となることを表現するとともに、この施設が人々の交流を導き、さまざまな活動を通して、多様な音が織りなされた楽曲のようにあたらしい価値や文化を生み出していくという想いが込められているそうです。

100年以上も鉄道のメンテナンス拠点とされていた車両基地が一望できるデッキなども整備され、鉄道ファンにとっても嬉しい場所となりそうです。

HOTEL&RESIDENCE TOWER 8階から」望む北側の夜景(出典:JR東日本リリース

 

商業施設

 

1階~5階

大井町駅から区役所方面につなぐ歩行者デッキや広場空間に面して、1階から5階まで約80店舗ものレストランやショップなどアウトモール型の店舗が並びます。

シネマコンプレックス、スパ・サウナ施設などの新規の大型施設にも注目です。

アウトモール型ショッピング施設(出典:大井町トラックス公式ホームページ

 

シネマコンプレックス(映画館)

 

BUISNESS TOWER 2階~5階

BUISNESS TOWERの2階から5階に入るシネマコンプレックスの「TOHOシネマズ大井町(仮称)」には、都内のTOHOシネマズで初の“ドルビーシネマ”を導入。ドルビーシネマ以外でも、映画鑑賞に新たな感動をもたらす特徴的なスペックのシアターを計画中とのこと。一般的なシアターにおいても、様々なジャンルの映画、ライブ・ビューイングなどの魅力を引きだす、「映像」「音響」「座席」にこだわった本格的シアターになるようです。

建設中のTOHOシネマズ大井町

 

スパ・サウナ施設

HOTEL & RESIDENCE TOWER 4階

サウナシュラン全国1位を受賞したオークランド観光開発株式会社の新業態のスパ・サウナ施設が誕生します。詳細は明らかになっていませんが、HOTEL & RESIDENCE TOWERの4階に位置し、隣接する車両基地を臨むトレインビューのスパ・サウナ体験ができるということです。

スパ・サウナイメージ(出典:JR東日本リリース

 

 

人間ドック・健康診断施設

 

BUSINESS TOWER 5階

BUSINESS TOWERの5階には、「ミラベル健診プラザ」の入居が決定。社会医療法人財団仁医会 牧田総合病院による新しい人間ドック・健康診断施設です。経鼻と経口の選択、鎮静剤の使用が可能(追加料金あり)で苦痛の少ない内視鏡検査や、男女別のエリアで受診ができるようになっているそうです。(一部検査を除く)

ミラベル健診プラザイメージ(出典:牧田総合病院公式ホームページ

 

オフィス

 

BUSINESS TOWER 高層部(オフィス)
BUSINESS TOWER 低層部(多目的ホール、シェアラウンジ、カンファレンス、レンタルオフィス)

BUSINESS TOWERの高層部は、都内最大級となる1フロアあたりの基準階貸室面積約 5,000㎡のオフィスとなります。

低層部には新しい働き方を支援するオフィスサポート機能が整備。1階には約340㎡の多目的ホール、4階にシェアラウンジ、5階にカンファレンス(会議室)とレンタルオフィスと、多様な働き方をサポートする施設が揃います。

オフィスロビーイメージ(出典:大井町トラックス公式ホームページ

 

ホテル

HOTEL & RESIDENCE TOWER 5階(レストラン)
HOTEL & RESIDENCE TOWER 6階~13階(客室)
HOTEL & RESIDENCE TOWER 26階(ルーフトップバー)

大井町トラックスに入るホテルは、メトロポリタンホテルズによる「HOTEL METROPOLITAN OIMACHI TRACKS TOKYO」。HOTEL & RESIDENCE TOWERの6階から13階には285室の客室、5階にはレストラン、最上階の26階には都心の夜景や車両基地が一望できるルーフトップバーが予定されています。開放的なテラス席もあるようです。

ルーフトップバーイメージ(出典:大井町トラックス公式ホームページ

レジデンス

 

HOTEL & RESIDENCE TOWER 14階 SOHO(20戸)
HOTEL & RESIDENCE TOWER 15階~17階 サービスレジデンス(78戸)
HOTEL & RESIDENCE TOWER 18階~25階 賃貸レジデンス(174戸)

HOTEL & RESIDENCE TOWER 14階~25階には、計194戸の賃貸レジデンスが展開されます。一般賃貸レジデンス(賃貸住宅)をはじめ、長期滞在向けのホテルライクなサービスレジデンスやリモートワーク時代に適したSOHOという、多様な働き方や住み方に対応したレジデンスが予定されています。

 

サービスレジデンス

 

RESIDENCE TOWER 15~17階(全78戸)

JR東日本グループ初となるサービスレジデンスにも注目です。

サービスレジンデンスの運営者にThe Ascott Limited(アスコット)を迎え、全78戸の「オークウッド大井町トラックス東京」が開業します。ホテルのようなホスピタリティサービスがありながら、キッチンやランドリー付きの客室で、1か月以上の長期滞在者向けに設定されているのがサービスレジデンスです。「泊まる」と「住む」の中間的感覚でリラックスした滞在を楽しめます。青山や麻布十番などにレジデンスを構えるオークウッドは、アスコットの中でもアッパースケールブランドとされています。

サービスレジデンス内装イメージ(出典:大井町トラックス公式ホームページ

 

 

賃貸レジデンス

 

HOTEL & RESIDENCE TOWER 18階~25階 賃貸レジデンス(174戸)

大井町駅直結という利便性を持ち、ライフステージ・ライフスタイルに合わせた選択ができる、バリエーションのある間取りの賃貸住宅が計画されています。

便利なコンシェルジュサービスや、レジデンス全体の共用エリアに、セカンドリビングとして使用できる共用ワークラウンジなど、上質で豊かな生活ができる設備も併設される予定です。

共用ワークラウンジイメージ(出典:大井町トラックス公式ホームページ

 

広場

 

各種イベントや憩の場となる広々としたパブリックスペース(広場)が整備されます。新改札の前に駅直結で待ち合わせにも便利な広場、歩行者ネットワーク中央に位置し賑わいの中心となる広場、災害時には広域避難場所ともなる緑豊かで広大な広場、とそれぞれ特徴を持った3つの広場が解放されます。

 

各種イベントなど憩い・交流の場であり、広域避難場所となる広場。(出典:大井町トラックス公式ホームページ

 

まとめ

 

大井町直結の「大井町トラックス」は、ショッピングだけでなく、映画館や新しいホテル、サービスレジデンスなどもでき、大井町以外の遠方から訪れる方も多くなりそうですね。

新しく変わりゆく大井町。これからも目が離せません。

引き続き写真で追いかけていくとともに、開発の詳細が分かり次第、随時更新していきます。

 

(2025年9月10日更新)