メシとウンドウ

腰痛はなぜ起こるのか-⑤(実際になってみた編)

当サイトは、不確かな現在の我々の生活に少しでも役立つ情報を発信する事をテーマにしております。このコラムはその中でも「メシとウンドウ」に関して、最新知見を交えながら情報発信してまいります。
今回から3000万人が抱えているとされている「腰痛」とその原因と解決方法についてご紹介いたします。

ここでは感染や炎症あるいは血管障害変性疾患などで細胞あるいは組織が破壊 あるいは変化を受けた結果、症状として現れる疾患を原因とした「器質的障害」の腰痛は対象としません(例:椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症等々)。

実際に腰痛になってみた

もちろん、筆者も腰痛になりたくて腰痛になったわけではありません。むしろゴルフとサーフィンを実践していて、コロナ時にジムが閉鎖された時期に自分用のスタジオを作ってしまったぐらいですから、かなり気を使っていると思います。またNASM-PESというアメリカのトレーナー資格も保有しているのでわりかしカラダの事は詳しいはず、と思っていたのが今思うと誤りの元でありました。腰痛に悩む人を指導する立場でもあるので全く言い訳もできません。しかし実際腰痛になってみると大変イヤなものですね。
本当に憂鬱な日々を送る事になってしまう。と同時に、回復期(2024/6/17現在)にあって受傷してからの処置やその予防方法などまた新しい視点を持つことができ、また少しコンディショニングに対する理解が進みました。

キッカケはパッティングシミュレーター

ゴルフとは少しでもショット数を少なくするのが鉄則です。規定通りに72打でホールアウトすると、パッティング数は2×18ホールで36打です。すなわち36/72で半分はパターでボールを打つことになり、その巧拙はゴルフという競技を追求するにあたって非常に重要になってきます。

そこでこういうデバイスをやって練習してみたところ、面白くて毎日3-4時間取り組んでしまいました。それを1週間ほど続けていて腰が少し重く感じていたのにそこにケアをしなかった事が今思うと敗因です。

受傷を自覚したきっかけ

2024/6/1からゴルフ3連戦があり、6/4にゴルフレンジに行った時のことです。普通にボールを打ち始めたら、看過できない痛みに襲われて即練習中止となりました。腰部痛みがあるポイントを始め、前側の内転筋群の骨盤付着部も収縮している感覚があります。即保冷剤で冷却を始めます。

受傷箇所は腰方形筋

まずは動画をご覧ください。黄色くなっている部分が今回騒ぎを起こした腰方形筋という筋肉です。

この腰方形筋とは、ぎっくり腰を引き起こす主役になる事が多いのです。すなわち軽いぎっくり腰になってしまったというわけです。腰方形筋の役割はカラダを側屈させたり呼吸動作の補助筋として機能する事です。考えてみるとパッティングはカラダをずーっと側屈させているわけなので、確かにちゃんとケアしなかったのが悪いんです。

症状を沈静化させて回復軌道に乗せるストーリーはまた次回。