メシとウンドウ

膝痛はなぜ起こるのか-①

当サイトは、不確かな現在の我々の生活に少しでも役立つ情報を発信する事をテーマにしております。このコラムはその中でも「メシとウンドウ」に関して、最新知見を交えながら情報発信してまいります。
今回からもしかしたら皆さんが興味あるかもしれない「膝痛がなぜ起こるのか」についてご紹介いたします。

膝の役割って何だろ?

何となくやり過ごしている膝痛。私もいきなり、カップからボールを拾い上げる時にビキっときました。結局あれこれ取り組んでいるうちに解決したのですが、今回はその知見をご紹介いたします。

カラダの関節はあまり動かない固定する役目の関節と自由自在に動く役目の関節が交互に連結している

例えば脊柱の腰椎部分と骨盤。これら2つの部分は仙腸関節という腱の塊のようなもので強烈に接合されていて「動く」という機能は持ち合わせていません(厳密には動きます)。ところが骨盤には窪みがあってそこに大腿骨の骨頭がハマる事によって股関節があって、ここはぐるぐる自由自在に動きます。
その下にある膝関節は膝の折り曲げという一方方向にしか動かない。そしてその下にある足関節(足首)は自由自在に動きます。

この関係は肩甲骨(固定)→肩関節(自由自在)→肘関節(固定)→手首(橈骨手根関節・自由自在)にも当てはまりますので一回ご自分でイメージしてください。

膝関節の役割

さてさてそうすると、膝関節はどちらかというと「前後の一定方向に動く」ので、「ねじれ」だったり「左右方向の剪断」に対しては非常に苦手であるともいえます。
つまり、膝関節は足底から伝わる力を大きな筋肉群で構成される股関節へ伝える中継基地の役割を担っているといえます。

でなんで膝痛が起きちゃうの?

生来の気質的な原因を除いて、膝痛の原因は「ねじれ」と「左右の剪断方向」への動きが悪いと発生します。

思い出してください。膝関節は自由自在に動く「股関節」と「足関節」に挟まれています。上下にある自由に動く関節が何らかの原因で、本来設計するのと違う方向に動く癖(動作不良)が起きてしまうと、膝にストレスが集まってしまい痛みが発生するのです。

ストレスとは本来の役割以外の力がかかり過ぎることによる、筋肉、腱、筋膜等の軟体組織に発生する影響といえます。

そして股関節と足関節の動作不良が起こるが膝痛の大半の原因であるといえます。

次回以降はその解決方法を解説して行きます。