大井町情報

品川(しながわ)区と品川区長期基本計画について

今回は品川(しながわ)区のまちづくりにおける方針である「品川区長期基本計画」について紹介します。

東京の交通要所・品川(しながわ)区について

品川(しながわ)区は、東京都の交通の要所であり、世帯数226,858人、人口総数403,699人(品川区役所公式サイト参照)の人々が生活しています。人口総数にフォーカスをあてる場合、品川区の人口は東京23区内で第10位、つまり真ん中くらいの人口数です。

品川区は、東京湾付近の臨海エリアと山の手に連なる台地から成り立っており、歴史を遡ると、古くから交通の要所として栄えてきました。品川の歴史について関心がある方は、当サイト「Life Protopia」に歴史の連載コーナーがあるので是非そちらをご覧ください。

品川区は現在、羽田空港への中継地点として、また、新幹線の乗り入れ駅としても極めて重要な存在となっています。数年後には、リニア新幹線も乗り入れるなど、ますます重要性が増していくことが予想されています。

また、品川区は、品川地区、大井地区、大崎地区、荏原地区、八潮地区の5地区に大きく分けられます。余談ですが、「Life Protopia」を運営している不動産会社かんべ土地建物も大井地区の中心である大井町の駅近に本社を構えています。

品川区長期基本計画とは?

品川区の公式サイトにも記載がある通り、品川区長期基本計画とは、基本構想を具体化するために行う施策と、実現の方向を明らかにした今後10年間の計画です。現在、品川区が出している品川区長期基本計画は、2020-2029年までのプランです。

この基本構想の基になっているのが、2008年に品川区が打ち出した品川区基本構想です。

基本構想:輝く笑顔 住み続けたいまち しながわ

品川区は、上記を基本構想としており、その際に、品川区3つの基本理念も打ち出しています。

  1. 暮らしが暮らしが息づく国際都市、品川区をつくる
  2. 伝統と文化を育み活かす品川区をつくる
  3. 区民と区との恊働で、わたしたちのまち品川区をつくる

品川区長期基本計画、未来につなぐ4つの視点

上記の基本構想・基本理念をもとに、2020年に作成された「品川区長期基本計画」では、未来につなぐ4つの視点を重視しています。以下、「品川区長期基本計画」に実際に書かれている内容を引用しています。

長寿社会に対応する視点

超長寿社会の中で、年金、医療、介護などの社会保障の持続性を確保していくことはもとより、すべての人が元気に活躍し続けられ、安心して暮らすことができる社会づくりを推進する必要があります。

多文化・多様な生き方を尊重する視点

性別、年齢、障害の有無、国籍・文化的背景などにかかわらず、一人ひとりが尊重され、誰もが参画・活躍できる豊かな地域社会をつくる必要があります。

強靭で魅力あるまちを未来につなぐ視点

良好なコミュニティの形成、地域の伝統・文化の継承、地域経済の活性化等を行うことにより、将来にわたって住みたい・住み続けたいと思えるような活気と魅力にあふれる地域づくりを行う必要があります。

先端技術を活用して課題解決と発展を図る視点

先端技術を活用し、人々の働き方やライフスタイル、健康管理、教育、新しい産業の創出・発展など、区民生活に関わるあらゆる分野での課題解決と発展に向けた取り組みを進める必要があります。

正式な全文を読みたい方は、品川区長期基本計画(令和2年)をご覧ください。

品川区長期基本計画、「地域、人、安全」の3つの政策分野の策定

また、品川区長期基本計画では、「人、地域、安全」の3つの政策分野の策定しています。

「地域」

誰もが人とつながり心豊かに暮らせるよう、地域コミュニティの活性化 やICT(情報通信技術)を活用した産業の振興など、区民のさまざまな場面 での活躍がまちのにぎわいや活力の創出につながる取り組みを推進します。

「人」

人生100年時代といわれる中で、子どもから高齢者までライフステージに応じた切れ目のない支援を進めるとともに、外国人との共生など、多様な生き方を認め合いながら、誰もがすこやかに、いきいきと暮らせる社会をつくります。

「安全」

誰もが安心して暮らせるよう、災害対策など人々の生活の基盤となる まちの安全を強固なものにするとともに、環境面なども含め持続可能な 住みよいまちをつくります。

品川区まちづくりマスタープラン

品川区は平成25年に、基本構想である「輝く笑顔 住み続けたいまち しながわ」をまちづくりの面から実現していくための基本方針をまとめた品川区まちづくりマスタープランを打ち出しています。

  1. 土地利用と開発誘導(魅力的で活力とにぎわいの ある市街地の維持・発展)
  2. 防災まちづくり(災害に強く安全性の 高いまちの構築)
  3. 都市基盤(すべての人にやさしい 便利で安全な交通・ 歩行環境の整備)
  4. 水とみどり(水とみどり豊かな やすらぎとうるおいのある 都市空間の保全・再生)
  5. 都市景観(魅力ある都市景観の 創出と歴史ある 景観資源の保全・活用)
  6. 環境まちづくり(環境負荷が低く エネルギー効率の高い 市街地の形成)
  7. 住まいと住生活(誰もが安心し快適で 暮らしやすい住環境の整備)

このマスタープランに関して、詳細を知りたい方は、品川区まちづくりマスタープラン(平成25年)を参照いただければと思います。

最後に

ここまで、品川(しながわ)区のまちづくりにおける方針である「品川区長期基本計画」について簡単に説明してきましたが如何でしたか。

大井町本社の老舗不動産会社・かんべ土地建物も品川区の更なる発展に貢献できるように努めてまいりますので、引き続き応援を宜しくお願いします。